データ削除した後に空にしてしまったり上書きしたファイルやフォルダでも復元できる?

データをごみ箱に入れてしまった、その上、そのゴミ箱を空にしてしまった・・・。もう2度とデータは戻らないの?実はこれだけでは、データが完璧に無くなってしまうことはなく、まだハードディスク内に残っている状態です。

インターネットの閲覧もキャッシュを生成するので危険

しかし、その後にインターネットやメールを使ってしまうと、削除されたデータの上に、次々と新しいデータが上書きされていってしまうため、だんだんと復元は困難になってきます。

これはワードやエクセルにおいても同じです。削除されたデータに、少しでも何らかのデータが上書きされてしまうと、そのデータは破損データとなってしまって、文字化けしてしまったりと、正常に開くことができなくなってしまいます。

写真やビデオ動画データは容量が大きく上書きされる確率が高い

もちろん、写真やビデオ動画においても状況は同じであり、削除してしまった後に、さらに新しい写真やビデオ動画を保存してしまうと、ファイルサイズが大きい分、削除されたデータが上書きされてしまう可能性も高くなり、大体のデータが復元困難となります。

特にこの場合は、削除ファイルの数と、新規保存ファイルの数やサイズが問題であり、1000枚あったデータを削除した後に、新たに1000枚の画像を保存した時には、データは、ほぼ上書きされてしまって復元できなくなってしまうのです。仮に復元が出来たとしても、ファイルが破損している可能性が高いでしょう。

 

さらに、新たに保存をしたものがビデオ動画だった場合には、ファイルサイズは莫大なものになってしまうため、古いデータは上書きされ、復元は困難になります。仮に復元できたとしても破損し正常に閲覧できない動画になります。

 

ワードやエクセルのファイルサイズが100?300KBであるのに対し、写真は1?3MBであり、ビデオ動画の場合では、なんと4000MB、つまり4GBを超えるほどになってしまうことも珍しくありません。

これはオフィスデータファイルの10000倍以上にも相当するため、データ削除してしまった後にビデオ動画の保存をすると、確実にデータは上書きされて破損してしまうでしょう。

こういった、データ削除した後に上書きされてしまったという事態は、うっかり間違えて行ってしまったという人為的なケースと、パソコンが自動的に実行してしまう、機械的なケースがあります。

 

Macのタイムマシーン機能は要注意

 

機械的なケースとは、ウィンドウズで利用していた外付けのハードディスクをマックに繋いだ場合、自動でタイムマシーンが起動して、ハードディスクにマックのデータをバックアップしてしまうようなケースです。

 

この時、NTFSでフォーマットされているハードディスクであれば、マックに繋いでも、認識エラーとなるのですが、FAT32でフォーマットされているハードディスクの場合では、互換性があるため、OSが違うパソコンでも認識がされてしまうのです。

特にUSB接続の外付けHDDの場合、多くの場合FAT32でフォーマットされているので要注意です。そしてこれが、ウィンドウズデータとは別にタイムマシーンで保存されるのであれば良いのですが、実際は、ウィンドウズデータを消去してから保存されてしまうため、大問題となってしまいます。

 

バッドセクターによる部分的なデータ消失

このようなケースでも、消去したデータ量に対して、上書きされてしまったデータ量が、どの程度なのかによって、復元できる確率は変わってきます。

また、ハードディスクに異常が起きて、削除していないはずのデータが消えてしまっていることもあります。

特に、長期間利用しているハードディスクは、良く使用するセクター部分ほど劣化が激しく、トラブルが起こりがちなのです。所謂、バッドセクターです。

 

というのもハードディスクのプラッター記録面は磁気である磁性体で作られていますが、この磁性体は熱に弱いため、使用頻度の高い部分は壊れやすく、さらに停電や落雷、強制終了などによって損傷してしまうこともあります。

削除した記憶はないのにデータが見つからないケースや、フォルダやファイルがあるのに、中身が開けないようなケースでは、ハードディスクが部分的に損傷している可能性があります。

それでも尚、使用を続けていると、読み取り不能箇所にヘッドがアクセスし、結果ハードディスク全体が壊れてしまうことにもなりかねません。

そのためHDDが少しでもおかしいと感じた場合には、すぐにパソコンの使用を中止して、まずは出来る限りデータのバックアップ作業を優先した方が良いでしょう。

知らない内に、もしくはうっかりとデータを削除してしまった、そしてその後に、他のファイルを保存してしまったような場合には、それ以上パソコン操作を行ってしまうと、データの復元が期待できなくなってしまいます。

 

下手をすると、二度とデータが戻らなくなってしまうので、出来る限り現状を維持したまま、早くデータ復旧サービスを利用した方が安全です。

同様に、何かトラブルが起こってしまった際にも、速やかに電源を落とし、それ以上はいじらないようにしましょう。

 

Windows7以降のファイルやフォルダの復元機能

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OSがWindows7以降ではファイルやフォルダを復元可能な場合があります。

「以前のバージョンの復元」により削除(上書き)してしまったファイルやフォルダを復活できる可能性があります。

  1. 間違って上書きしてしまったファイルを復元できる機能
  2. 削除したファイルを復元できる機能
  3. 削除したフォルダを復元できる機能

間違って上書きしてしまったファイルを復元できる機能

1.間違って上書きしてしまったファイル名を右クリックし「プロパティ」をクリックする

2.「以前のバージョン」タブで更新日時を確認し「復元」を選択

削除したファイルを復元できる機能

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1.ファイルが保存されていたフォルダを右クリックし「プロパティ」をクリックする

2.「以前のバージョン」タブに表示されたフォルダを選択し「開く」
※「以前のバージョン」には必ずしも何か表示されるわけではありません。

3.削除されたファイルを右クリックして「コピー」して、分かりやすい場所に貼り付ける

削除したフォルダを復元できる機能

1.削除したフォルダが保存されていた上部フォルダ名を右クリックし「プロパティ」をクリックする

2.「以前のバージョン」タブに表示された削除フォルダを選び「開く」をクリック

3.削除してしまったフォルダ名を右クリックし「コピー」して、分かりやすい場所に貼り付ける

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