データ復旧保険と成功率の関係とは?

データ復旧保険は必ずしも役に立つとは限らない

 

最近ではデータ復旧保険などもありますが、1つ注意すべきことがあります。それは、データ復元サービスの専門の会社でもすべての障害に対しデータを復元できるわけではないということです・・・。

クリーンルームや数多くのドナーディスク作成用のパーツストック、そして専門の技術をもつ技術陣を擁していても復元できない障害があるのです。その一番の事例はハードディスクのプラッター記録面の損傷です。モーターや軸受け、ヘッドアクチュエーター、基盤などは正常パーツと交換すれば良いのですが、データが記録されているプラッターだけは交換することが出来ません・・・。交換してしまってはデータ復旧にならないからです。

そのため、水没し泥水に浸かっても、記録面に傷さえなければデータの復元は可能です。

また火災でハードディスクの表面が溶けても、記録面に溶けていなければデータの復元は可能です。

他にもUSBメモリーなどはコンロールチップとデータチップに分かれているものがほとんどですが、コンロールチップが故障してもデータチップさえ無事なら多くのケースで復元は可能と云われています。

そして、ここで問題なのが、このような記録面に傷がつくような障害割合は何%程度あるのか?ということです。

おおよそ物理障害の30%程度が記録面に傷がついてしまった障害と云われています。

物理障害の割合はおおよそ70%程度といわれていますから、全障害割合では20%程度が記録面に傷がつくような障害となります。

一方、論理障害と呼ばれるソフトウェアの障害は全障害の30%。そのうち30%はデータそのものが損傷し、データ復元できない状態ですから、全障害のうち約10%はデータそのものが破壊されており復元できません。

この記録面に傷がついてしまった障害20%とデータそのものが損傷し、データ復元できない論理障害10%を足すと、おおよそ30%はデータの復元サービスをおこなっている専門業者でも復元することが困難なことを指します。

つまりデータ復旧の成功率はクリーンルーム設備があっても、高度な技術をもつスタッフがいても普通70%前後になることが一般的ということになります。

そのため30%は復旧できないので、そもそもデータ復旧保険に加入する意味があるのかどうか判断が難しいところです・・・。1台あたり月々2、3,000円で年間3万円?4万円程度で物理障害のデータ復旧費用30万円の支払いに対応可能なら充分に検討に値するかもしれません。

 

 

 

データ復旧成功率70%以上

実際、メールや電話で業者に症状を伝えて、復旧成功率を聞いてみるのも良いかもしれません。データ復旧率が80%以上、90%以上ありますと答えたデータ復旧会社があったら、ちょっと注意が必要です。

というのも、上記のようにデータ復旧率は技術的な問題以上に、そもそも記録メディアがもつ性質そのものだからです。そもそも技術上70%前後しかデータ復旧できないのに、何故、データ復旧成功率が80%や90%以上になるのか?

「えっ、高度な技術力があるからじゃないの?」と思われた、あなたは特に要注意です。

というのも、データ復旧成功率を80%や90%以上にするためには業者が何らかの意図的な営業をするしかありません。

その代表的なものが、復旧見込みが低い案件事態を最初から受けない、または初期調査後に高額な見積費用を提示して、お客さんに調査復旧を断念させるやり方です・・・。

つまり
「復旧率が低いことが予想されるものはそもそも受注しない!万が一、受注してしまった場合には、業界相場よりも高額見積もりを出して会社のデータ復旧成功率に影響を与えないようにする!!」

 

例えば、FAT32やNTFSの一般的なフォーマット形式で物理障害の復旧費用相場は30万円?40万円程度です。

ですが、復旧見込みが低いと思われる場合には見積り額を通常の1.5倍から2倍以上の70万円くらいにしてお客さんに伝えます。そうすることで、お客さんに成功率の低いデータの調査復旧を断念してもらう方法があります。最悪、お客さんが調査復旧を希望した場合でも、復旧の可否に関係なく調査費用として10万円を請求しますと伝えられたら、あなたならどうしますか?。

調査費用は初期調査0円、無料などが今では一般的ですが、物理障害の場合や他社調査がある場合には有料となるケースが通常です。この場合、調査費用は1万円?2万円程度です。

RAIDのNASなどのサーバー系の場合、内蔵ハードディスクの台数に応じて有料となり4万円?5万円ほど調査費用がかかるケースがありますが、それでも10万円を超えるケースはほとんどありません・・・。

それが、一般的なFAT32やNTFSの一般的なフォーマット形式で物理障害の調査費用が復旧の可否に関わらず、10万円もかかるデータ復旧業者はボッタクリ業者と呼ばれても仕方がないかもしれません!?

あなたは、そんなデータ復旧業者に依頼したいですか?

病院選びとデータ復元業者選びは似ている!?

このような似た話は、良く病院であります。

末期ガン患者に対し、そもそも治療が出来ない、治療が無駄だからといって入院そのものを拒否したり転院を勧めるケースです。

 

また交通事故や病気で死ぬ確率が非常に高いと判断された場合、入院後48時間以内に死なれては病院経営上、死亡者数とカウントされて公表されるので困ります。そのため、救急車に乗っていて数時間も経過しているのに、例え受け入れ先が見つからなくて困っていても、受け入れ対応しないといったケースです。

 

さすがに、助かる見込みがないのに、わざと高額な手術をさせて、結果、手術は成功しましたが、亡くなってしまいました・・・何ていう病院や医者はいないと思いますが、データ復旧専門業者の中には復旧できても出来なくても作業費用として10万円を後から請求してくる会社もあるので要注意です。

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