ネットワークHDD(NAS)とは

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企業だけではなく家庭でも利用されるNASとは

NASのネットワークHDDはギバイトを越え、テラバイトといった大容量データを複数のメンバーで共有することが可能な便利なファイルサーバーです。
さらにRAID(レイド)対応モデルとなることがほとんどで、万が一のハードディスクの故障やトラブルにも強いという特徴があります。

そのため企業はもちろん、家庭用のファイルサーバーとして利用される例も増えているのがNASです。特に最近ではスマホで撮影した動画や写真をNASに保存し、スマホのデータ保存容量を圧迫しないように保存後は削除してしまうという利用の仕方も増えています。iphoneでは特にその傾向が強く、アンドロイドOSのスマートフォンのようにSDカードなどで容量を調節することが難しいため、NASの利用に拍車にかけています。

このNASとはネットワークアタッチトストレージ (Network Attached Storage) の略称です。コンピュータ ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ。TCP/IPネットワークに直接接続して使用する外部記録メディアです。

NAS(ナス)と呼ばれたり、ネットワーク接続ハードディスク、LAN接続HDD、またはネットワークHDD(ハードディスクドライブ)と呼ばれたりします。どれも基本的に、意味は変わりません。本記事では以降、NASをネットワークハードディスクと統一して記載いたします。

ネットワークハードディスクとUSB外付けHDDの違いとは

一般的なUSBで接続する「外付けHDD」はUSBケーブルを介してパソコンと接続するケースがほとんどですが、ネットワークハードディスクの場合はこれがLANケーブルまたは無線回線を介して接続します。USBで接続する「外付けHDD」と最も違うのが、この接続ケーブルです。

ですが、USBハードディスクドライブと違って、NASとPCを1対1でラン・ケーブルによって接続することは通常ありません。

パソコンがあるネットワーク上に、固定のIPを割り当て、LANケーブルを介してネットワークハードディスク接続するというのが、通常の利用のされ方です。
ネットワーク上にあるルータやハブが回線をコントロールし、その管理の元パソコンやネットワークハードディスクもつながっているのです。
つまりLANネットワーク上では各PCもネットワークハードディスクもルーターから見ればクライアントとして扱われるということになります。

ネットワークハードディスクの多くは、内蔵HDDが2台になります。中には4台、8台といった複数台のHDDを内蔵していることがあります。
バッファロー製のリンクステーションでは、内蔵HDDは1台または2台。同メーカーのテラステーションでは2台以上となり、4台以上でRAID5以上のレイドモードを搭載しています。

ハードディスクのタイプ

ハードディスク・ドライブ(HDD)は、通常、ノートパソコンやデスクトップパソコンに内蔵しているものをイメージする人が多いと思います。またはUSBケーブルを介してパソコンに接続する外付けハードディスクが一般的に知られています。

費用も安く数千円からあり、且つ、設定もほとんど必要ないので、企業だけではなく個人の家庭でも広く利用されています。最近ではクラウド型のデータストレージサービスも多くありますが、残念ながら保存容量が少ない傾向があります。50GBほどまで無料で利用できるものもありますが、有料・無料を問わず、現在のデータ容量では足りないケースがほとんどです。スマホでもiphoneなどでは64GB、128GBもあり、パソコンでも1TB、2TBのデータ保存容量のものがほとんどです。

それらのデータをクラウド型のデータ・ストレージ・サービスに全てバックアップしようと思うと、毎月数万円の費用が発生します。そのため、個人の家庭ではUSBの外付けHDDまたはネットワークハードディスクにデータをコピーし保管しているケースが増えています。

ネットワークハードディスク(HDD)に繋げて広がる世界

ネットワークハードディスク(HDD)があれば、パソコン以外にも、スマホやタブレットPCのデータも共有することが可能になります。そのため携帯電話・スマートフォンで撮影した写真や動画をパソコンでも編集できたり、パソコンで作ったワードやエクセルなどをタブレットPCで確認するなど、使い方の幅が広がります。さらに設定次第では出先からでもネットワークハードディスクにアクセスしデータを共有できるメリットがあります。このような使い方はUSB接続の外付けHDDでは困難です。

ホットスワップ機能

ネットワークハードディスク(HDD)の中でもRAIDモードがあるNASは電源をONにしたまま、内蔵のHDDを抜き差し可能です。通常、SATAでもIDEでも、USB接続でもハードディスクを電源ONの状態で抜き差しは出来ません。ケーブルを引っこ抜くことは可能ですが、HDDが故障しやすくなるからです。

このような電源オン状態でHDDを安全に抜き差しできる仕組みのことをホットスワップと呼びます。データの読み書き中であっても可能なため、アクセスしているユーザーの仕事を中断せずにハードディスクの交換が出来る特徴があります。

RAID0のストライピングでは無理ですが、その他のレイド・ナンバー5などではパリティー生成機能があり、1台が壊れたり、取り外されてもデータを保持できるシステムになっています。

ネットワークハードディスクのまとめ

  1. スマホやタブレットPCなどの複数の端末からもアクセス可能なためデータ共有化に便利
  2. 家の中からだけではなく、外出先からもネットワークハードディスクの共有データにアクセス可能
  3. クラウド型のデータストレージサービスよりも安く大容量データを保存できる
  4. RAIDモードがあれば、データのバックアップ機能があるので安心
  5. ホットスワップ機能付きなら、電源をオンにしたままハードディスクの交換が可能

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