カーソルが点滅!起動しないパソコントラブルの原因と対処法

カーソル点滅

いつものようにPCを使っているとWindowsが起動してくれない・・・。急にモニター画面が真黒な状態で下線のカーソルが左上に点滅した状態のままパソコンが正常起動しない・・・といった問題が発生するケースが良くあります。

本来なら下線カーソルが点滅してからOSが起動するのに、ずっと点滅を繰り返すばかりで、その先に進まず全く動いてくれないのです。

このようにカーソルが点滅したままパソコンが起動しないのには、原因があります。

PCというのは,電源を押す事で内部のマザーボードにあるチップセットの最小プログラムとなるBIOS(バイオス)が起動します。このBIOSは決められた順番でデバイスを認識しハードディスク内のオペレーションシステムを読み込みます。

 

起動優先順位はデフォルトのままだと普通は,DVDマルチドライブが最初です。もしDVDドライブとなっていても,オペレーションシステムが無い為、2番目となるハードディスクにあるMBR等を読み込みオペレーションシステムを読み込んでいくのです。

モニター画面にあるカーソルが左上で点滅したまま画面が切り替わらないまま動かない状態となる原因は、このHDD情報を読みこむ段階で何かしらの問題が起きている可能性があります。

画面の左上の隅にカーソルがずっと点滅する原因とは

PCは次の順番でWindowsの起動を行っていきます。

  • パソコンの電源を点ける
  • マザーボード上のチップセット・BIOSが動く
  • 各種デバイス情報を読み込む
  • HDDの先頭セクタとなるMBRを読み込む
  • アクティブパーテーションの先頭セクタとなるPBRを読み込んでいく
  • ブートローダ=BOOTMGR或いはNTLDRを読み込んでいきWindowsを起動させる

 

白色の下線カーソルがモニター画面の左腕点滅した状態で動きが止まってしまう原因の多くはハードディスクのBootセクタが不良となっているからです。

Bootセクタ先頭部分はBootストラップローダと呼ばれるPBRMBRがあるのですが、ここにトラブルが起きた場合,モニター画面が黒くなり左端の所でカーソルがずっと点滅するケースが良くあります。

通常、Bootトラップローダが動くと次の段階となり、このステップで問題が起きた場合、別のエラーメッセージが出てきます。
system32

  1. NTLDR is missing
  2. Windows root>\system32\config\system
  3. Windows root>\system32\config\software

もし、何もエラーメッセージが出てこない、またはカーソルがモニター画面の左腕点滅した状態で動きが止まってしまう場合は、その前のMBR或いはもうひとつ前のHDD自体の認識エラーとなっている可能性が極めて高くなります。

カーソルの補足

ノートパソコンの場合、標準でタッチパッドが付いているケースがほとんどです。但し、マウスをUSB接続の光学マウスや無線(BlueTooth)マウスを別途購入し使っている場合、様々な干渉や相性により「マウスカーソルが勝手に動く」現象が発生するケースがあります。

このような場合、「コントロールパネル」のデバイスやマウス項目で、タッチパッドの機能を一時的に無効化することで「マウスカーソルが勝手に動く」現象を回避することが可能です。

以上のようにマウスカーソルが勝手に動く原因は同一デバイスの干渉のため、対策としては、普段使用しない側のマウスデバイスを無効化しておくことです。

BIOSでハードディスクドライブの確認

この状態になった時は,BIOS上でHDD(ハードディスクドライブ)が正常に認識されているかを一応、チェックする必要があります。

BIOS

BIOSの起動方法はパソコンメーカーや使用マザーボードの種類によって違いますが、通常はパソコンの電源オン時にキーボードの‘Del’‘F2’キーを連打し起動させます。

但し、タイミングによっては連打していても、上手くBIOSが起動できないケースがあるため、万が一、起動しない場合には何度か電源終了とONを繰り返し、タイミングが合うように繰り返す必要があるケースがあります。一般的にBIOSできちんとHDDが認識されているなら、そのほとんどは物理的問題の可能性は低くなるため、別の可能性が浮上します。

但し、パソコンの機種・メーカーよっては、HDDを認識しているかどうか表示するための項目がないケースや、認識の有無に関わらず、デフォルトのHDD情報を表示している事もあるので確認には注意が必要です。

また、BIOS側でHDDが認識されているなら問題となっているのはハードディスクのMBRの可能性があります。
こうなってしまうと,「Windows拡張オプション」の「セーフモード」でもWindowsを動かすことはできないです。

パーテーション読み込み前での問題となるため、例えセーフモードであっても機動不能です。

そもそもWindowsのシステムを起動させる前のトラブルだからです。

カーソルが点滅したままPCが動いてくれないのにはMBRのあるBootセクタが問題を起こしている原因の可能性があります。BIOSチェック後、障害原因を一応、切り分けてから行う作業としてはBootセクタを修復できるかどうかという事になります。

但し、残念ながらBootセクタを修復を試しても必ずしもうまくいくわけではありません。Bootセクタそのものに問題が起きているバッドセクター(セクター不良)などが多発していたり,HDDが機械的に故障しているケースが多いからです。

MBR・Bootストラップローダの修復

Windows7などのOSには「システム修復ディスク」があれば、MBRの修復が出来るようになっています。
但し、この「システム修復ディスク」は障害発生前に事前に作っている必要があります。もし問題発生箇所がMBRのみなら,比較的すぐに作業が終わります。

「システム修復ディスク」を起動後、
コマンド入力画面で

bootsect/nt60 sys/mbr

と入れてMBRを修復する作業を始めます。

障害原因3つのチェックポイント

バイオスの箇所でHDDが認識されているなら機械的問題ではない事がほとんどです。
しかしBIOSで認識されてもヘッドの制御がエラーを起こしていたり、モーター部分の回転力が下がってBIOS認識後にエラーが発生しているといった場合もあります。

或いは,HDDの中にある記録面のプラッターにスクラッチ(引っ掻き傷)が起きている事で読み込んでくれない場合もあります。

  1. BIOS上でもHDDを認識していない
  2. Windows拡張オプションでセーフモードにしても起動しない
  3. 「システム修復ディスク」を使ってもBootセクター・MBRが修復出来ない

このような場合、自力の作業でどうにかできるレベルではありません・・・。

どうしても保存しているデータが必要となるなら,専門のデータ復旧業者へ依頼し復旧をお願いするしか方法がありません。

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