SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の故障原因とトラブル事例

SSD

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)最大のメリットは何と言ってもOSの読み込み速度の体感が非常に早く、且つ軽量化と薄型化を同時に実現していることです。現在、発売されているノートパソコンのほとんどがHDDからSSDに切り替えられて販売されています。

SSDのメリット

SSDの利便性は高く、特に落下や衝撃などの耐障害性が高いことが特徴です。そのため、ノートパソコンなどの持ち運ぶことが多いメディアでは、その利便性が最大限に発揮されます。

①読み書きの高速化
②軽量化
③薄型化
④耐障害性が高い
⑤動作音が静か

SSDのデメリット

各種フラッシュメモリー
SSDにはメッリットばかりではなく、反面デメリットがあります。今、一番問題なのは、同容量HDDと比較して5倍以上となる価格でしょう。

また併せてデータ保存容量を始め、アプリケーションインストール可能容量が少ないため、常に容量不足がちになることです。利用者の使い方にもよりますが、HDDと同じつもりで使用していたら、いつの間にか保存容量いっぱいまで、使っていたなんてことも多いのがSSDです。

そのためSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)は単独での使用が難しい側面があります。外部のオンラインストレージと併せて利用することで、本領を発揮するのがSSDです。さらに、一度、故障すると専門のデータ復旧業者でも復旧成功率は低い上に、HDDと比較するとデータ復旧価格は1.5倍以上かかります。

例えば、同じ物理障害・重度障害でもHDDの場合、30万円前後であるのに対し、SSDの場合には40万円から45万円ほどかかるケースが一般的です。

しかも、そのデータ復旧成効率は非常に低く、多くのケースで破損ファイルが発生していたり、データ消失のため復旧自体が出来ないケースが多い特徴があります。SSDはそもそも電気的にデータの読み書きをおこなって保存しているため、一時的であれ、電気的なトラブルは致命的になります。

①保存容量が少ない
②価格が高い
③故障時のデータ復旧成功率が低い
④故障時のデータ復旧費用が高い

SSDの故障原因

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)はフラッシュメモリ半導体のため、機械的な可動部分がないため故障がしづらいと勘違いされている利用者が多くいます。

しかし、実態は大きく違います。かなりの頻度で故障するため、OS起動部分にSSDを使うことはメリットがありますが、データ保存メディアとしては相応しくありません。SSDの故障原因は主に3つあります。

①最小の書き込み単位であるセルの書き込み制限オーバー
②電気的なトラブルによるデバイス認識エラー
③データ消失

SSDとHDDの寿命比較

ハードディスクドライブ裏面
過去、パソコンに内蔵されたHDD(ハードディスクドライブ)はモーターが回転し磁性体を塗布した金属の円盤が何枚も重なったプラッタにデータを書き込みします。

このプラッタにレコードの針のようなヘッドと制御部品などの機械部品が多く、特に衝撃などに対し弱い構造になっています。

一方、SSDはフラッシュメモリの半導体で出来ているため、稼働する部品パーツがありません。そのため、HDDのようなヘッドのクラッシュやモーター軸受けの歪みなどのパーツ故障が発生しません。

では、SSDとHDDの寿命を比較した場合、SSDの方が寿命が長いのかと云えば、そうとも限りません。何故かと云えば、SSDはセルの読み書き上限回数問題があるからです。

SSDは最小の書き込み単位であるセルで読み書きを実行していますが、フラッシュメモリの構造上、数千回から1万回ほど書き込むとセル自体が自壊してしまうという特性のためです。近年、改善されているとはいえ、この問題は完全に解決されたわけではありません。

このような特性はSSDだけではなく、SDカードやmicroSDカード、USBメモリー、eMMCなどフラッシュメモリ系全般に云えることです。

SSDの寿命が2年ほど、HDDの寿命が4年程度と言われているのは、この実情によるものです。物理的な耐性はSSDの方がはるかに上ですが、寿命自体はSSDの方が遥かに短い現状は当分、変わらないでしょう。

SSDとHDDの速度比較

5400rpmの良くある2.5inchのHDDと比較して、SSDは『3倍』ほど早いケースが一般的です。7200rpmの3.5inchのHDDと比較した場合、SSDの方が『1.5倍』の速度になります。

但し、あくまで一般的な話で、必ずしも該当するとは限りません。メーカーや型番によっても違うケースがあるからです。それでも、体感上は平均して2倍ほど早くなった印象を受けることでしょう。

そもそも、SSDには、探し出し時間(シークタイム)がありません。HDDでは、記録面上のプラッタを回転しながらヘッドが探し回りますが、SSDはランダム書き込みの上、モーターの回転やヘッドが存在しないため、非常にデータの読み込みも高速です。

速度という意味では、圧倒的に早いのがSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の特徴です。

SSD容量が5倍に

フラッシュメモリー

日本の東芝は過去最大となる1チップあたり1.33テラビット(166GB)のフラッシュメモリプロトタイプを製造しました。

一般的な16チップのストレージなら、約3TB。実態は『2.66テラバイト』という大容量化が理論上、可能となる数値です。これほど大容量化と量産化が進めば、一気にHDDからSSDへの換装が進むことでしょう。

SSD以外にも、USBメモリーやSDカード、MicroSDカードでも大容量化が期待できます。

尚、大手のHDDメーカーであるWesternDigital社は、サンディスク製品として東芝のフラッシュメモリチップを採用した製品を販売することが決定しています。

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