【論理障害により消えたデータの復元】
論理障害が原因となり消えてしまったデータは復元が可能な場合があります。
※削除してしまったデータについて
そのデータが上書きされていない限りは多くの場合、復元が可能です。
上書きされてしまっている場合は、バックアップ情報を探してください。
※フォーマットした場合について
フォーマットやHDDの種別が異なることにより、フォルダが消失する事態が起こり得ますが、
ファイルが残っている確率は高いです。
※ファイルの移動によるデータの消失について
ファイル移動には、通常の移動とデータの書き直しの2パターンが存在します。
移動によって、データが消えてしまう原因としては、
オペレーションシステムのエラー、もしくはHDDの物理障害が原因として挙げられます。
症状としては論理障害ですが、実際は物理障害というわけです。
※HDDにおけるMBR(マスターブートレコード)の修復について
このMBR(マスターブートレコード)に障害がある場合、
「フォーマットしますか」というメッセージが出ルケースがほとんどです。
その要因としては、コンピュータウィルスが理由となっている場合や、
物理障害が発生しているケースが考えられます。
このような場合、MBRのバックアップが残存している状態であればデータは復元できます。
【論理障害時におけるPCの症状】
次のような状況が見られる時は、PCが論理障害による故障を起こしかけています。
早い段階でデータをコピーするなど、
バックアップを取ることをおススメします。
- データの読み書き時にERRORになる
- フォルダを開くことが出来ない
- 画面が登場するまでに時間がかかる
- 聞いたことのない変な音がする
- アプリケーションのセットアップが出来ない
- データを保存するときに時間がかかる
【オペレーションシステムが立ち上がらない・MBRのトラブル】
パソコンはスイッチを入れると、まずBIOSが動き始めます。
この作業がスムーズに行くと、その後ブートシーケンス(BIOSがBOOT DISKを探し始める作業)を行います。
シーケンスが終わり、BOOT DISKが決まると、
次に、オペレーションシステムをどのように起動するか等の情報が記録されているMBR(マスターブートレコード)が読み込まれます。
このMBR(マスターブートレコード)はHDDの先頭に置かれている512バイトの部分(セクタ)です。
このMBRが破壊されてしまうと、パソコンはオペレーションシステムの起動が出来なくなってしまうので起動できません。
このオペレーションシステムであるウィンドウズの起動がERRORとなった場合、
- OPERATING SYSYEM NOT FOUND
- NTLDR is missing Press Ctrl+Alt+Del to restart
- DISK BOOT FAILURE?
などが、メッセージとして登場します。
論理障害の場合、そのほとんどの場合。データ復旧は可能です。