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データ復元業者の価格や評判だけ気にしているとヤバイかも!?
パソコンやハードディスク、USBメモリー、SDカードなどのデータ復旧サービスを依頼したい場合、多くの人は価格などの料金だけを気にすることが良くあります。やはり一番、気になるのは値段、費用ですから当然です。
ですが、価格だけを気にしていると、悪徳業者に騙されてしまうケースがあるので要注意です。
口コミや評判についても同じです。最近では、データ復元業者が依頼したSEO業者が「データ復旧業者の比較」サイトなどを運営し、評判を操作しているケースがよくあるあるからです。所謂、ステルスマーケティングです。
データ復旧サービス業者だけに限らず、最近では飲食店の口コミサイト「グルナビ」などで問題になった、評判操作が良くあるからです。
良くある間違いに、「良い評判ばかりだから大丈夫だろう」と安心してしまう間違いがあります。通常、どのようなジャンルでも同じですが、100人が100人最高評価といったことはありえません。どんなに良い業者でも10%から20%程度の利用者は何らかの不満やマイナス評価を持つものです。
ところが、ステルスマーケティング用に作られたサイトは利用者の評判記事が一言二言、3人とか5人のコメントとして掲載されているだけです。
例えば、費用を予算内で復旧出来て助かりました!
子供たちの写真や動画が復旧できて良かったです。万が一のときは、また利用したいです。
などの1行コメントが並びます。その他にも
ステルスマーケティングのチェック方法
同一業者がステルスマーケティングを行っている場合、ドメインのIPアドレスをチェックすれば、おおよそ見当が付きます。
というのも、同一業者がステルスマーケティングを行っている場合、IPアドレスがすべて同じだからです。これは、IPアドレスがすべて同じな場合、同一サーバー上の同じアカウント契約で作成されたサイト同士ということが分かるわけです。
例えば、URLが「http://wwww.aaa.com/」というサイトと「http://wwww.bbb.com/」というサイトがあった場合、ドメイン部分のaaa.comとbbb.comのIPアドレスをそれぞれ調べれば、同一業者のステルスマーケティングかどうかが簡単に判別可能です。
同一業者の場合、IPアドレス「272.245.100.333」など全て同じになります。
IPアドレス分散チェック可能なサイト
IPアドレスチェック可能サイトの紹介
調べたいURLを入力する
画像の文字を入力後に送信ボタンをクリック
IPアドレスが表示される
IPアドレスはホームページの住所です。ホームページはサーバーというマンションみたいなものに格納されています。マンションでも借主が違えば、部屋の号数が変わりますが、契約者が同じ、または同じ号数に住んでいるのは家族か同一人物となります。ホームページも同じで、IPアドレスは違うことが普通ですが、同じ業者が扱っている場合、このIPアドレスが近いか、全く同じといったケースがほとんどです。URLは違っても、運営者が同じという意味です。
ホームページのIPアドレスまで調べなくても、業者が依頼し作成されたステルスマーケティング用に作られたサイトは利用者の評判も数行しかなかったり、公式サイトの概要だけしか掲載されていないなど、明らかに内容が薄いのが特徴です。
また、上記に記載したように、評判も良いものばかりで、悪い評判は掲載されません。またマイナス的な評価もされません。どんなに優良なデータ復元業者でも、料金が高いとか、サポートが不親切だったとか、何らかのマイナス評価はあるものです。
つまり良い評判しか出てこない業者には、逆に注意が必要なのです。
データ復元業者の価格には大きな違いがある
データ復旧サービスの費用は業者によってかなり違いがあります。1、2万円の差ではなく、10万、20万円と違うことが良くあります。中には50万円も違うケースがあるので、ビックリです。
只、問題なのは、一度、業者に故障メディアを送付し、調査見積もりしてもらわないと価格が分からないことです。なので、業者側は「データ復旧はワンチャンスなので今すぐ送ってください!」とか言って煽ってくるわけです。
まず、そういう業者には依頼しない方が賢明です。それは、どんなに評判が良さそうでも止めた方が無難です。そういう業者に限って、自社で復元できない場合には、依頼品メディアに過電圧をかけたりして、他社で復旧できなくしてしまう悪徳業者がいるからです。
当サイトにも複数の業者がそのような事例があったユーザーからの報告がありました。そうなると本当は復元できたはずの大切な写真や動画、ワードやエクセルなどのデータは2度と元に戻すことは出来ません・・・。
例えば、ハードディスクの場合、異音が発生している場合や、机の上からUSB外付けHDDを落としてしまった場合などは、重度障害、物理障害という区分になるケースがほとんどです。
この物理障害のハードディスク単体のデータ復元価格には、やはり相場があります。安い業者では、20万円程度。高い業者だと、30万から40万円です。
バッファローのテラステーションやリンクステーションなどのRAID機能があったりするNASの場合や、内蔵ハードディスクが2台以上ある場合には、40万円以上かかります。内蔵HDDが5台以上のRAID5やRAID6の場合、物理障害のHDD台数が2台あったりすると100万円以上かかるケースも珍しくありません・・・。このような場合、費用の相場は80万円から140万円ほどと、かなり高額になります。
そのため逆に物理障害の復旧を10万円以内で出来ますという業者には依頼しない方が安全です。通常、パーツ交換しドナーディスクを作成する必要がある物理障害の場合、クリーンルームが必要になります。これら設備や人員配置、技術などにどうしても10万円以上はかかるからです。
なので、「物理障害でも5万円で定額制!!」、「成功報酬なので安心」などの記載がホームページにある業者には依頼しない方が無難です。
価格や評判以上にチェックしておきたいポイントとは?
ここまではデータ復元業者の価格や評判について解説しましたが、価格や評判以上に、問題になっているが「見積有効期限」です。これは業者側のマーケティングの範囲なのですが、悪徳業者に限って、この「見積有効期限」が短い傾向があります。
一般的に、「復旧できるかのか?同じ症状で復旧した実績はあるのか?」「どれくらいの費用がかかりそうなのか?」、「どれくらいの期間で復旧できるか?」といったことを聞くユーザーはいますが、「見積有効期限」について聞く人はほとんどいません・・・。
でも、実はこの「見積有効期限」こそが、悪徳データ復元業者と優良業者を見分ける大きなポイントなのです。
実際、優良なデータ復元業者は見積有効期限が最低1週間から2週間はあります。中には1カ月ほどの有効期限がある優良のデータ復旧業者もいます。標準的には1週間から10日前後といった感じです。
ところが不思議なことに悪徳データ復元業者に限って、「見積有効期間が当日のみ!!」とか、数日しかないケースがほとんどです。このような業者は上記に記載した「データ復旧はワンチャンスなので今すぐ送ってください!」とか言って煽ってくる傾向があります。つまり、あらゆるポイントで依頼者を焦らせるわけです。また、そういう業者に限ってデータ復旧費用の相場よりも料金が高かったりするのです。あとで、もしかしたら優良企業なら10万円以上も安く復旧できたかも!と思って後悔しても遅いのです。
見積有効期間が当日のみだったり、数日しかない業者すべてが悪徳業者というわけではありませんが、見積有効期限が当日のみとか数日しかなく、返事を非常に焦らせるデータ復旧会社には、最初から近寄らない方が無難です。
でも、見積有効期間が当日のみのデータ復旧業者が本当にあるの?とあなたは思うかもしれませんね。こちらが、その証拠です。見積書の発効日と見積もり有効期限が同じ日です。たまたま間違いじゃないの?いえいえ、こういう業者のやり方は残念ながら変わりません・・・。見積書はいつも発効日と有効期限が同じなんです。
さらにネットで検索しても評判が良かったり、ネットで良く見かけるので特に注意が必要です。
なので、費用や調査期間を聞くのは当然としても、必ず「見積もりが発行された場合、見積り有効期限はどれくらいありますか?」と必ず聞くようにしてください。
「見積有効期間が当日のみとか、2,3日しかない」なんてありえないでしょう!!と思われたあなた!。特に注意が必要ですよ。そのような業者は日本全国に1社とか2社ではなく、複数いるからです。
悪徳データ復旧業者の見分け方4つのポイント
- データ復旧はワンチャンスなので今すぐ送ってください!とか煽ってくる
- 評判を調べても良い口コミしか出てこない
- 物理障害でも何万円で定額制とか定額制を強調する
- 見積有効期間が当日のみ!または数日と極端に短い
あなたは大丈夫ですか?
データ復元業者の価格や評判だけ気にしているとヤバイかも!