コンピュータディスクハードウェア構成の問題のため、Windowsを起動できませんでした原因と対処法

コンピュータディスクハードウェア構成の問題

ハードディスクが故障したり、また故障してなくても人為的にパーティションの削除やボリューム変更後のパソコンを再起動時すると、「コンピュータディスクハードウェア構成の問題のため、Windowsを起動できませんでした。選択されたブートディスクを読み取れませんでした。ブートパスとディスクハードウェアを確認してください。」とエラーメッセージがモニター上に表示されるケースがあります。

このようなトラブルが発生した場合の対処法は主に4つあります。

  1. 「Boot.ini」の編集
  2. 「knoppix」からの編集
  3. 起動ディスク作成ファイル
  4. OSの初期化リカバリ

「Boot.ini」の編集

boot.ini編集

「選択されたブートディスクを読み取れませんでした。ブートパスとディスクハードウェアを確認してください。」とエラーメッセージが表示される場合、1つのハードディスクしか内蔵していない場合、ウィンドウズを起動できません。

ウィンドウズが起動できないということは、直接、「Boot.ini」の編集は出来ません

このような場合、エラーが発生しているパソコンのハードディスクを取り外し、正常にOSが起動できるパソコンにセカンダリーとして接続するか、またはUSB外付けケースに入れて、認識させて、「Boot.ini」の編集を実行します。

「boot.ini」そのものはテキストファイルです。
そのため、メモ帳などのテキスト形式を編集できるプログラムで編集可能です。

「Boot.ini」の修正
[boot loader] timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS=”Microsoft Windows XP Home Edition” /noexecute=optin /fastdetect

 

5行の記述を正しく書き直せば、「Boot.ini」だけの問題であればスグに解決します。5行目は自動改行されていますが、1行の記述です。

内蔵ハードディスクが1台で、Windowsを普通にインストールしてある場合は、「rdisk(0)partition(1)」です。

注意しなければいけないのは、内蔵ディスクがSATAやIDEで複数台接続されているケースです。このような場合、「rdisk(0)partition(1)」内の数字番号が変わっている可能性があるため注意が必要です。

通常は、default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWSで問題ありません。

boot.iniファイルが存在しません

ウィンドウズビスタ

WindowsXPの場合、「knoppix」を使い「boot.ini」を上記のように編集すればよいのですが、Vista以降のウィンドウズ7や8、10の場合、そもそもboot.iniファイルが存在しません

VistaのブートローダはBootmgrを起動する必要があります
ブートローダは単体のハードディスクやSSDを内蔵している場合、基本領域(C:)に存在します。

ブートセクタには、次に読み込むブートローダの所在が記録されています。内容はOSインストール時に「インストールしたOSのブートローダを読み込むように」命令が書き換えられます。尚、自作パソコンなどでデュアルブートで複数のOSをインストールした場合最後にインストールしたOSのブートローダが読み込まれます。

Vista以降ブートローダーの設定は、BCD(Boot Configuration Data)ストアと呼ばれる領域に保存されています。

Windows7でBoot.iniに相当するファイルの編集

コマンドプロンプト

尚、OSがWindows Vistaの場合、そもそも「boot.ini」ファイルが存在しないため、Vistaのブートローダである「Bootmgrブートマネージャー」を起動させます。

またVista以降のウィンドウズ7や8、10ではOS起動時には基本的に「boot.ini」を使用しません。
BCD(Boot Configuration Data)ストアを参照して起動されます。

例えば、Windows 7などではBCD(Boot Configuration Data)ストアを参照、修正する場合、「bcdeditコマンド」を使います。

アクセサリとコマンドプロンプト

コマンドプロンプトを開始するには「すべてのプログラム」⇒「アクセサリー」⇒「コマンドプロンプト」を開きます。

1.この「コマンドプロンプト」を管理者権限で起動。

※ 管理者権限じゃないと起動しません。

bcdedit.exe

J:\Windows\system32>bcdedit.exe

半角英数字で下記の通りコマンドを入力し再起動

J:\Windows\system32>bcdedit.exe /default {ntldr}
この操作を正しく終了しました。

WindowsXP以前のOSではBoot.iniのファイルを呼び出し「boot.ini」を修正することで、「コンピュータディスクハードウェア構成の問題のため、Windowsを起動できませんでした。選択されたブートディスクを読み取れませんでした。ブートパスとディスクハードウェアを確認してください。」などのトラブルは解決ですが、Vista以降のウィンドウズでは、「boot.ini」が存在しないため、「コマンドプロンプト」で「bcdedit.exe」を呼び出し、修正を実行します。

人為的な自動的かは別にして、パーテーションやボリュームの変更はかける前と、変更をかけた後のパーティション状態は不正確になりやすいのです。そのため、WindowsOSの起動に必要な、「MBR」や「パーティションテーブル」が、破壊されやすい傾向があります。

knoppixで、boot.iniを修正

knoppix

使用できるパソコンが1台しかない場合、事前に「knoppix」や「Windows PE」などの起動ディスクを作成していないと打つ手がありません。

パソコンが複数台ある環境下では、トラブルが発生した後でも、「knoppix」や「Windows PE」をダンロードし、起動ディスクを作成可能です。
「knoppix」や「Windows PE」はその他のパソコンでインターネットを利用しダウンロードし、WidnowsOSの代わりに、「knoppix」を起動させ、「boot.ini」を修正できます。

但し、あらかじめ故障やトラブルに備えて、USBメモリーに保管しておくか、ネットが利用できるパソコン環境が必要です。

KnoppixはCDのみで起動可能なLinux形式のOSです。
オリジナルはドイツのKnopper氏が開発したもので、日本語対応版を産業技術総合研究所が公開しています。
KNOPPIXの日本語対応版は下記のURLからダウンロード可能です。
(http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/)

knoppixをCD-ROMから起動して、「boot.ini」を上記のように直接修正してください。

起動ディスクの作成

以前はマイクロソフトの公式HPでも、「Windows XP Professional With SP2 用起動ディスク」が配布されていましたが、今日現在は停止されています。そのため「Windows PE」と「WinPe-tch Direct」を使うと便利です。

「WinPe-tch Direct」は、インストール不要で 「Windows PE」ディスクを作成できるソフトです。緊急時にUSBメモリーなどから起動できる、緊急用の起動ディスク作成ソフトです。WindowsOSのようにGUIで利用できる 「Windows PE」の起動ディスクを作成できます。普段、使用に慣れた見た目と操作性なので、フォルダ階層から目的のファイルを削除したり、レジストリなども編集、修正可能です。

回復コンソールが使えない

DELL製やNEC製などの、ほとんどのパソコン製造メーカーに搭載されているWindowsOSはOEM版です。そのため、多くのモデルで「回復コンソール」は使えません。OEM版は通常、インストールされたそのパソコンのみで使う事ができる前提になっています。

そのためOEM版がインストールされたパソコンが故障したり、トラブルが発生した場合、そのOEM版のWindowsも使用できない状態になります。

同様なケースにBIOSで「CDboot」するよう変更して、リカバリーディスクを入れて起動テストをする人がいますが、ダメなケースがほとんどです。Windowsを起動してもずっとローディング状態のまま先に進まないトラブルもあります。

また「セーフモード」で起動しようとしても、ファイルを読み込みに失敗し、起動がストップしてしまうケースも良くあります。デュアルブート可能な場合など別のドライブにOSがある場合、Cドライブ(通常WindowsのOSがある)にアクセスできるかどうか試してみる必要があります。

このとき「ドライブをマウントできません」とエラーメッセージが表示される場合、ブートの問題ではなく、ハードディスクやSSDなどのOSが入っていた記録ドライブそのものが故障している可能性があります。

尚、WindowsXPの時代に付属していたリカバリCD-ROMでは、修復ではなくクリーンインストールが開始されてしまうため注意が必要です。)

そのため、保存してあったデータのバックアップがある場合や、データが不要な場合、セーフモードも起動できないのであれば、最終的には初期化リカバリ(クリーンインストール)した方が問題解決には早いケースがほとんどです。

但し、データのバックアップがない状態や二度と手に入らないデータがある場合、初期化リカバリ(クリーンインストール)してはいけません。データが破壊されたり、フォルダ名やファイル名などが消失し、データが復旧できても、費用と時間がかかり大変です。

「ドライブをマウントできません」とエラーメッセージがあったり、「セーフモード」で起動しようとしても、ファイルを読み込みに失敗し、起動がストップしてしまう場合などは、アレコレ操作し、症状を悪化させて、データ復旧が不可能になる前に、専門のデータ復旧業者に相談した方が安全なケースがほとんどです。

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